おせんの江戸日誌

江戸と平成の世を行きつ戻りつの書き散らし

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習ったうちの一つ 

関東一円に名を知られた川崎大師への道、いわゆる大師道に面して茂吉の店はあった。
近いため江戸から日帰りの参詣客も多く、茂吉の祖末な店もそれなり以上に流行っている。
その茂吉が、手頃な長さに切った竹を店先でためつすがめつ眺めているところへ平作が帰ってきた。
「とっちゃん ただいま! その竹、うちの店で使うのかい?」
「そうだ。そんなことより平作、きょうはどんな字を習ったんだ。忘れちゃねえだろうな」
「おいら忘れてなんかない!きょうのはウチに関わりある漢字なんだ。あとで書いてあげるよ」
そんな会話のあと、親子は朝の残りのネギ汁とたくあんをおかずにして昼飯を食べた。

まっすぐ育っていやがる…… おきねは死んじまったがアイツはおっかあを恋しがるそぶりも見せねえ。
家の手伝いも進んでするし、手習いだって師匠はほんに賢い子だとおっしゃってくださった……

茂吉は自分の骨身に沁みている読み書きが出来ないゆえの苦労と屈辱を、一人息子にだけはさせたくなかった。
そしてそれは産後すぐ死んだおきねも同じ気持ちだったのだ。字を読める書ける、そろばんができる
それだけでどんな出世の道がひらけるかも知れねえんだ。
「とっちゃん! どうだい凄いだろ。きょう習ったばかりの漢字三つのうちの一つだ。
 これ、うちの商品には焼いたのもありって書いてあるんだ。道から見えるよう表に貼っとくよ」
    YQ4CWsMg4pNUJz41486272686_1486272817.png  「焼いたのもあり、か」茂吉の目に平作の姿がなぜか、ぼやけて見えた。




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最後の最後で・・・ 


今年6月にパソコンが壊れ、12月29日にようやく新パソコンの購入が叶いました。
これでようやく日誌を続けられる見込みがたった訳で、一安心。
今回は「まずはお試し」の記事投稿、来年はパソコンがかたわらにあるという事だけでも
良い年になりそうです。

        ごろにゃあご



                                  
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手形無くしオロウロ 

ざっと一年半、お久しぶりでございます。
実は江戸と平成の往来に必要な道中手形を無くしコチラに帰れずにおりました(マジで)。が
さっさと捜せば良いものを、のんべんだらりと平成で日を送り今日に至ってしまいました。

身すぎ世すぎのための平成での小銭稼ぎも、すっぱりきっぱり片をつけましたので
またコチラの江戸日誌にアタシの見聞したことなど書いていくつもりでおります。


                        日誌


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平成二十七年 


おせん年賀
  あけましておめでとうございます

 お久しぶりでございます。
 平成とお江戸の二股住まいも、案外こ忙しい
 ものでございましてついつい江戸の方を留守
 にしてしまいました。

 今年こそはこちらに腰を落ち着けて、とは
 思っておりますので

   本年もよろしくお願いいたします
 


 
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願いごと 


少しひんやりして参りましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。
先日こちらの江戸日誌の記事数を数えましたところ193もございました。
ここまで投稿できたのも皆様のおかげと感謝しております。

ですが、193もあれば古い記事は埋もれてしまいます。
そこでワタクシ、一念発起して目次ページを作ることにしました。
その目次ページがトップに来るようにするつもりなのでございます。
ですが、全記事の目次を作るのは大変そう。
というわけで、自分が気に入っている記事を選んで目次化することにしたのでございます。
そしてそして! 皆様お好みの作品も目次ページ内に設けようと思いつきました。
で、そこでお願いごとなのですが

  
  これはもう一度読みたいというものがあれば『当記事へのコメント』欄を使って
  タイトルや、それが分からない場合は『忍者がムササビのように飛ぶ話』のように
  江戸のおせん宛に書いて頂ければ 嬉しく思います。
   ( 無反応だったりしたら ... と思うことすらこわい。。。)
  

江戸踊り
   なおこの記事はカテゴリ『プライベートおせん』の性質上、最終的に
   過去記事の中でも初期の頃あたりに飛ぶことになっております。


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