おせんの江戸日誌

江戸と平成の世を行きつ戻りつの書き散らし

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ねぐら 


人はおろか猫も杓子も師と化して走り回るきょうこの頃ですが、いま一番忙しいのが七福神。
出番の多い大晦日や正月を控えて準備に大わらわです。
なのに、福禄寿(ふくろくじゅ)は宝船に乗り込む順番にこだわり仲間ともめてしまいました。
それで、とうとう福神仲間に追い出されてしまい今夜寝る場所がなくなってしまったのです。

困った福禄寿は知り合いの八百屋を訪ね

   「どうか、一夜たのむ」

   「はいはい。ようござります。そこの隅にでも寝さっしゃれ」

   「これは かたじけない。ではさっそく昼寝させてもらおう」

近くに置いてあったムシロをひっかぶり長い頭をのぞかせ寝ていると、色っぽい年増がやってきて

   「おや!? 冬だというのにユウガオが。おじさん値は幾ら ?」

と、尋ねれば、八百屋の親爺が「おせんさん それは福禄寿でござります」と言うたのを聞き違え、

   「ナニ! ひゃくろくじゅう(百六十)とは高すぎる」

ユウガオをあきらめて帰ったので、福禄寿は何も知らぬままの高いびき。まずは目出たし目出たし。

      ユウガオ  福禄寿
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thread: 花の御江戸のこぼれ話 | janre: 小説・文学 |  trackback: -- | comment: 3 | edit

コメント

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# |  | 2012/12/16 21:21 * edit *

福禄寿

たしかに!形が似ています。

これ、布袋様や寿老人だったら、どうなったんでしょう。
布袋様はスイカかなぁ。カボチャかも知れない。寿老人は唐辛子かなぁ。

千鳥道行 #- | URL | 2012/12/16 21:39 * edit *

ハテナ顔

> たしかに!形が似ています。
  そうですよね〜 でも色が違ってそうな気がしないでもない。。。

ところでユウガオとくれば、朝顔にヒルガオですがアタシはこのヒルガオに執心してまして
二年続けて道端のヒルガオを引っこ抜き、猫の額の地べたで育てたんですが惨敗。
昨年も今年もヒルガオの花を拝めず、来年こそは! と、思っているきょうこの頃。
ユウガオもヒルガオに見えて思えての こんぐらかったおせんの頭でございます。
懲りずにまたお越しくださいませ。



おせん #- | URL | 2012/12/17 20:29 * edit *

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