おせんの江戸日誌

江戸と平成の世を行きつ戻りつの書き散らし

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毛が三本 


うなじの中央のくぼみを盆の窪(ぼんのくぼ)と言いますが、ソコの毛を抜けば鼻血が止まるのですって!

このあいだ浅草へお参りに行った時に猿回しを見物したんです。
そうしたら猿まわしの兄サンがいきなり鼻血をドバーッと出しちゃって。
あれは のぼせたんでしょうけど、見てた客のひとりが

   「それ! 早く盆の窪の毛を抜け」

と言ったのを聞いた兄サン、さっそく毛を三本抜いて捨てました。
すると さっきまで芸をしてた猿がその毛をサッと拾って

   「大願成就! かたじけない」
                  新文字ゑつくし


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       月岡芳年 月百姿 玉兎
              月岡芳年 『月百姿 玉兎』




           孫悟空が頭の毛を抜いて分身の術を思うままにしてから幾星霜。
           ずっと毛が三本足りぬと言われてきたんですものねえ ......
thread: 花の御江戸のこぼれ話 | janre: 小説・文学 |  trackback: -- | comment: 0 | edit

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