おせんの江戸日誌

江戸と平成の世を行きつ戻りつの書き散らし

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
trackback: -- | comment: -- | edit

枝豆 

姐さんの好物を買ってきましたヨ。
髭面をほころばせながら入ってきた亀吉が手にしているのは枝付きのまま茹でた枝豆じゃぁないか。

   「さっき売り子に出会いましてネ」

夏になると枝豆売りの姿が現れるようになったのは、いったいいつの頃からだったんだろう。
売り手はそれぞれが好きずきに「枝付き豆〜」とか「枝成り豆〜」などと呼ばわりながら売り歩いてるんだけど
それが後世の「枝豆」の名前の由来になっているとかいないとか・・・
そうそう枝豆といえば、去年の秋に鐘ケ淵の先生に頂いた丹波篠山の「黒枝豆」はおいしかったねぇ。。。

ま、今ここに無い黒枝豆によだれ垂らしててもしょうがない。
さっそく亀吉の持ってきたのを食べようじゃないか。 
それにしても、豆が枝についたままを茹でてそれを売りに来るってのは 嬉しいねえ。
けど、路上で買って食べながら歩くような行儀の悪いのもいるんだからみっともないネ。
それに第一、歩きながら食べるだなんて子どもの躾にゃ良くないと思うネ あたしゃ。
さて 頂きましょうかねぇ どれどれ........

枝豆


   「アッ! ほとんど実が残っちゃいないじゃないかッ」
   「こら亀公ッ お前ここ来るまで歩きながら食っちまったネ。このお〜〜〜」


                           踊る男

にほんブログ村 小説ブログ 掌編小説へ
trackback: -- | comment: 0 | edit

コメント

コメントの投稿

Secret

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。