おせんの江戸日誌

江戸と平成の世を行きつ戻りつの書き散らし

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
trackback: -- | comment: -- | edit

帰ってきた女 


アタシが紅売りから帰って、同じ長屋の双助の家を通ると中から女の嬌声が聞こえたんです。
双助も中々やるじゃないかと思いつつ、そこを過ぎてアタシんちの戸に手をかけたとたん後ろから、むんずと
アタシの肩を掴んだ人がいる。振り向けば、いつのまに家から出てきたのかお熊さん!?
お熊さんは目をむき鼻の穴を膨らませている。これはお熊さん、かなり興奮してます。

 「おせんさんッ! あいつが帰ってきたよッ  おふさが帰ってきたんだよう」

 「え? おふさって?」

あれ?あんたがここに入る前にアイツ嫁に行っちゃってたんだっけ、と首をかしげたのも束の間
お熊さんは猛然と喋り始めました。
あばずれ女


おふさは母親と二人暮らしだったんだけどサ

男たらしにかけちゃ凄いんだから。ホント。

あの卜内先生はおろか伝蔵も鼻毛抜かれちゃって

稼ぎを吸い取られちゃってたんだから。

得体の知れない男を連れ込んだこともあったし

乗り込んできた男と大立ち回りを演じたことも

あってサ。

エ? ウチかい? 銭かねは大丈夫だったけど

あの泥棒猫、うちの宿六を味見しやがった 。。。


   あー 思いだしても腹がたつ、と帰って行ったお熊さんですが、その前に急に真面目顔になり
   おせんさん、波池の旦那も危ないヨ、と言ったあと、うひうひ笑うことを忘れませんでした。
にほんブログ村 小説ブログ 歴史・時代小説へ                 
thread: ショート・ストーリー | janre: 小説・文学 |  trackback: -- | comment: 2 | edit

コメント

むむ!

どーする、どーなる、おせんさん!!

やっぱりまた恐ろしい鬼女が長屋に出るのでしょうか。
くわばら、くわばら。

千鳥道行 #EBUSheBA | URL | 2013/02/16 16:36 * edit *

まずは様子見

どーしよ、どーなるんだ!?
気にならない筈はない。。。。。
アタシも磯のアワビだけど、みすみすトンビに油揚は許さない!

おふさの出方によっちゃ鬼女も出るかもしれない、というわけです。
とりあえず体を鍛えることにします。

おせん #- | URL | 2013/02/17 10:39 * edit *

コメントの投稿

Secret

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。