おせんの江戸日誌

江戸と平成の世を行きつ戻りつの書き散らし

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うまうま 

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そろそろ木戸も閉まろうかというような時刻でしたが、ウチに息せき切って飛び込んで来た参八が

   「ア、アデサン! い いや違った姐さんだ! ウッ ウッ ウマウマ。。。。。」

   「何だい!? 何がウマウマなのサ、うまい饅頭でも持ってきたのかい」

   「イエ、生まれたんでげす赤ん坊が。大上総屋のお座敷で讃岐からのお客様から聞いたんですが
    これがまた大変な男前のお武家で。エエ 役者も裸足で逃げ出す・・・ウググ ムグゥ。。。」

イイ男と聞いてアタシとしたことがついつい我を忘れ、なんだってッと参八の襟首引っ掴んだものですから
首が、こうギューッと締め上げられ、奴め、失神しかかりました。
そこで慌ててホッペタ叩いて問いただしたのは例によって例のごとくでございます。ホホ
聞けば、参八がお座敷で拾ってきたのは『丸亀藩で六つ子が生まれた』という話でござんしたが

 「似てるのかねえ やっぱり。瓜二つってくらい ...... 」

 「いや、やっぱ瓜六つでげしょ。。。」

 「フフフ」

 「ガハハ」

などと、なんとも珍しい六つ子の話を肴に、アタシたちが酒盛りを始めたのは云うまでもありません。
                六つ子
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