おせんの江戸日誌

江戸と平成の世を行きつ戻りつの書き散らし

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ネズミ 


珍しく波池様がアタシの家にお見えになり、

   「おせん殿、かねてより世話になっておるが、これはその礼じゃ」

と、四角くたたんだ紙をアタシの手にお渡しになり そそくさと帰っていかれました。

ウヒッ これは恋文か!? はたまた茶屋か芝居見物のお誘いか ......
そろそろ年増のアタシもついにお侍様の奥様か!
丸髷を結った自分が波池様に寄り添っているのが浮かんでは消え、消えては浮かびます。

で、心弾ませながら頂いた紙片を開いてみれば、そこには墨跡も鮮やかに

  正月にねずみ、父母いでて、子を十二ひきうむ、親ともに十四ひきに成也。
  此ねずみ二月には子も又子を十二匹ずつうむゆえに、親ともに九十八ひきに成。
  かくのごとく、月に一度ずつ、親も子も、まごもひこも月々に十二ひきずつうむとき、
  十二月の間になにほどに成ぞ。


ヒェーッ。。。
これって二匹の夫婦ねずみが子を産み増やせば十二ヶ月後に何匹に増えているかという事だろ?
アタシのいちばん苦手な算術じゃないか ・・・ああ、頭が痛くなりそぅ
旦那ったら なんでこんなのを。。。


さて、我が家に戻った波池浪人
算術ほどおもしろいものはない。おせん殿も喜んでくれるであろう ......
と、自分の思いつきに満足げ。
フフ、答えが二百七十六億八千二百五十七万四千四百二匹と出たあかつきには次の問題も要るな。
どれ、みつくろっておこう。

と、どこまでも野暮天なお人のようです。
                       ねずみ
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映画は好きだが、内容や粗筋・みどころなどを上手く組み立て記事にするのは苦手なので以下はメモ書き。

六日前についに天地明察を観た。
主人公は算哲(俳優:岡田准一)
 算哲が神社に奉納された算額(だったっけ?)の設問を楽しげに解いていく姿と表情が印象に残る。
 算哲と観測の旅に出た武士の一人建部伝内 ( 俳優:笹野高史)のエピソードが印象に強く残る。
   この旅に同行の大男は赤ん坊の時、建部宅門前に捨てられていたのを我が子同様に建部が育てたエピソード。
   建部死後に謎の集団に襲撃され危機一髪の算哲を救ったその大男、建部の遺志を継いでいるのだ。きっと。
 伊藤重孝 (俳優:岸部一徳)が見たりん!!
   オール岸部一徳、出ずっぱりの映画も観てみたい。。。
   実は見たことがあるが現代もの。『いつか読書する日』    


                      津田民部:岸部一徳
                      必殺剣鳥刺し 津田民部(岸部一徳)




で、本日はというと『のぼうの城』を観に行くのですが。
 

thread: 花の御江戸のこぼれ話 | janre: 小説・文学 |  trackback: -- | comment: 2 | edit

コメント

「のぼうの城」

 「のぼうの城」は私も観に行きたいと思っています。(来月になっちゃうかな)。
 「天地明察」は気に入っていただけたらしいので、ほっとしています。

 それにしても、数学の問題をおせんさんに出してくるとは・・・。
 あ、そういえば台湾の李登輝氏も恋人(後の奥さん)に哲学書などをプレゼントしていたそうです。奥さんは嫌々ですが、「悔しい」ので無理やり読んでいたそうです。
 頑張れ、おせんさん。

千鳥道行 #- | URL | 2012/11/03 20:56 * edit *

感想メモは

感想メモは、千鳥さんが
>  「のぼうの城」は私も観に行きたいと思っています。(来月になっちゃうかな)。
ということなので千鳥さんが観終わってから記しましょう。
なんとなくそう思ったのでそうします。
(予断の多いアタシですが、ケッコーおもしろかった 。。。)

おせん #- | URL | 2012/11/05 19:55 * edit *

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