おせんの江戸日誌

江戸と平成の世を行きつ戻りつの書き散らし

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カラシかき 


田楽を食べたくなったのでコンニャクを茹でていると亀吉が現れた。

   「じゃ亀公は辛子かき(からしかき)をやっとくれ」

   「ヘイ。ですが辛子を出し汁でって、こんなの初めてだ。
    普通は水かぬるま湯なのにホントに大丈夫ですかい」

もうこんにゃくの田楽にありついた気で目尻が下がった亀吉は今にもヨダレが落ちんばかり。

   「これは砂糖や酒と一緒に味噌に入れて、茹でて油で炒めたこんにゃくごと
    煮詰めるんだからいいのサ。
    ところで亀。そんな顔してるくせに、案外辛子かき上手いじゃないか」

   「アッ 姐サンひどい!そんな顔してだなんてヒドイ ぐすん。。。」

アラ!? あたしひどいコト言ったかね?
だって よく言うじゃないか辛子は怒ってかくと、辛〜いのが出来るってサ。
えびす顔してても いいのが出来たじゃないかと、心底感心した上での言葉だったんだけどねえ。
 
              からし
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