おせんの江戸日誌

江戸と平成の世を行きつ戻りつの書き散らし

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負けん気 


北斎画 春の美人

  吉原遊女は一芸ありてこそ。岡場所の女とは格が違う。

  吉原では静玉屋の花虎太夫の俳諧は実に見事なもので
  蔦屋の揚巻は鼓が上手い。他にも墨絵だとか琴などの
  上手が押し合いへし合い。
  当然なことに中にはずいぶん毛色の変わったのがいて
  角金屋の三津綾などは占いで評判をとっているらしい。

  そんな話を昨夜の客から散々聞かされた品川の岡場所
  では飛び抜けて評判の高いおきく
  朝になって化粧をしているうちにその話が思い出され
  持ち前の負けん気がむくむくと頭をもたげてきて

   「 なら、あたしゃ座禅にしよう 」



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