おせんの江戸日誌

江戸と平成の世を行きつ戻りつの書き散らし

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思いだし笑い 


夜も更けて、ここは菓子商鶴田屋嘉兵衛の店の奥まった一室、主人夫婦の寝間。
隣には女房のお民がすやすやと寝息をたてている。
が、嘉兵衛は頭まですっぽり被った布団の中で、さっきからこみ上げてくる笑いに苦しんでいる。

実はきょう菓子組合の寄り合いがあり、かねて参加したことのない宴席に流れたのが間違いのもと。
そこで、幇間がサラリと披露した口合(くちあい:しゃれ)に嘉兵衛は手もなくヤラレてしまったのである。

宴席とか地口(じぐち:言葉遊び)にまったく慣れていない無防備とも言える嘉兵衛を襲った口合というのが

 「足袋屋道連れ世は情け、弓屋左の旦那様 菓子屋貸して母屋取らるるも戸棚百までおりゃ九十九まで

 「タビ屋 道連れ .... ウッヒッヒ 弓屋ひだりの ウヒョヒョヒョホ  戸棚百!。。。こりゃたまらん アヘ〜


           ウブな鶴田屋嘉兵衛の夜は果てしなく長い .......
                        鶴田屋嘉兵衛
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